インターンシップの実施事例!成功するのはどんなインターン?
就職活動の早期化に伴い、インターンシップの導入を検討する企業は年々増えています。しかし、学生にとって複数のインターン参加が当たり前になりつつある現状では、学生の入社意欲を高めるプログラム設計がきわめて重要になります。
本記事では、インターンシップの事例を短期と長期にわけてそれぞれ紹介します。成功するインターンプログラムに共通するポイントも解説するので、採用活動を効果的に行いたい方はぜひ参考にしてください。
- ・インターンシップは短期と長期で目的が異なる!
- ├短期インターン:会社や業務への理解を深めてもらう
- └長期インターン:組織の一員として稼働してもらう
- ・短期インターンシップの事例
- ├説明会
- ├職場見学
- └ワークショップ
- ・長期インターンシップの事例
- ・インターンシップ成功事例に共通する4つのポイント
- ├本気度が伝わる
- ├現場の雰囲気がわかる
- ├自社の魅力が伝わる
- └本採用につながる
- ・成功事例から学んでインターンシップを有効活用しよう!
インターンシップは短期と長期で目的が異なる!
一言でインターンシップといっても、そのプログラム内容はさまざまです。短期・長期それぞれの目的を改めて整理しましょう。
短期インターン:会社や業務への理解を深めてもらう
短期インターンは、1日〜数日程度の期間を設けて実施するプログラムを指します。具体的な内容としては、説明会や職場見学、ワークショップなどが挙げられます。
短期インターンの目的は、実際に働く現場を見たり、スタッフとふれ合ったり、業務を想定した課題に取り組んだりするなかで、学生に自社の業務や風土に対する理解を深めてもらうことです。実施期間の短さや参加のしやすさから多くの学生の参加が見込めるため、採用母集団の形成に効果的とされています。
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長期インターン:組織の一員として稼働してもらう
長期インターンは、数ヶ月以上の期間において自社の一員として業務に従事してもらうプログラムを指します。
長期インターンを実施する目的・メリットは以下の3点です。
実務を通じて学生の評価ができる
自社への帰属意識が高まる
入社後は即戦力として期待できる
労働に対する対価として給与が発生するため、短期インターンに比べれば大きな費用が発生します。しかし、そのぶん事業活動への貢献も期待できるため、そのまますべてを損失と捉える必要はないでしょう。
長期インターンを実施すれば、学生・企業の双方にとって入社後のミスマッチが起きにくくなるという点もメリットです。
目的別!インターンシップ開催日数・時期の決め方
短期インターンシップの事例
具体的な短期インターンシップの事例としては、以下3つのケースが挙げられます。
説明会
職場見学
ワークショップ
それぞれの概要やメリット・デメリットを紹介します。
説明会
もっとも手軽なインターンシッププログラムは、説明会形式で実施するものです。多くの企業は本選考向けの説明会を何度も実施しているため、インターンシップも同じ要領で開催できるでしょう。
企業側に大きな労力がかからない点はメリットですが、一方的な説明だけでは学生の入社意欲向上につながりにくい点や、学生の能力や人柄を判断する機会がない点はデメリットです。
職場見学
2つ目の短期インターンシップの事例としては、職場見学形式が挙げられます。職種に応じて、事務所や店頭、工場などの現場に学生を招待します。
社員が実際に働く様子を見せることで、学生に入社後の具体的なイメージを掴んでもらうことが可能です。社内の調整に手間はかかりますが、大きな費用が発生しないため気軽に実施できるでしょう。
採用サイトなどでは伝えきれない現場の臨場感を感じてもらえるため、学生の入社意欲を高めやすいプログラムです。一方、学生の能力や人柄を判断する機会はあまりありません。
ワークショップ
3つ目の短期インターンシップの事例は、ワークショップ形式です。自社の現場を想定した課題を与え、複数の学生によるグループで解決に取り組んでもらいます。
短期間にもかかわらず、参加学生のリーダーシップや問題解決能力を見極められる点は大きなメリットです。しかし、課題内容によっては自社の業務に対する理解や入社意欲の向上につなげにくい場合もあります。
また、説明会・職場見学形式よりも会場設営などの準備に手間・費用がかかる点も考慮しておく必要があるでしょう。
説明会・職場見学・ワークショップと3種類紹介しましたが、日程に合わせてうまく組み合わせるのもおすすめです。デメリットを補い合えば、より魅力的なインターンが開催できるはずです。
長期インターンシップの事例
長期インターンシップでは、実際の職場に入って新入社員と同様に業務を任せます。とはいえ、業務に関する知識や社会人としての振る舞いなど学ぶべきことは多いため、まずは先輩社員のサポートから始めるケースが多いです。
期間としては、1〜2ヶ月程度のものから6ヶ月以上のものまでさまざまです。業務を通じた事業への貢献という側面もありますが、採用面でのメリットに期待して実施する企業が多いでしょう。
採用活動が本格化する前に優秀な学生とつながりを持ち、長期間の勤務を通じて自社への帰属意識を高められます。また、十分な教育を受けたインターン生は、入社後即戦力として活躍してくれるでしょう。
一方で、学生に一から業務を教える必要があるため育成に労力がかかる点や、給与という固定的な費用が発生する点、育成後に他社への入社を選ぶ可能性がある点などはデメリットです。
インターンシップ成功事例に共通する4つのポイント
せっかくインターンシップを実施するなら、採用という結果につながるプログラムを企画しましょう。成功事例に共通するポイントは以下の4つです。
本気度が伝わる
現場の雰囲気がわかる
自社の魅力が伝わる
本採用につながる
本気度が伝わる
企業側の熱意が伝わるインターンプログラムでなければ、学生の印象には残らないでしょう。採用活動の解禁が後ろ倒しになるなか、その前に学生と接触できるインターンシップの活用が増えています。最近では複数のインターンシップに参加する学生が多いため、当たり障りのない内容では自社への志望度合いを高められません。
1dayインターンだとしても、採用サイトに掲載されているような内容を説明するだけなのか、経営幹部による熱のこもったスピーチや現場スタッフの生の声が聞けるのか、では大きな違いがあります。学生の心を動かすようなプログラムを企画しましょう。
企業向け!インターンシッププログラム作成のポイント
現場の雰囲気がわかる
学生がインターンシップのなかで期待しているのは、実際に自分が働くイメージを描くことです。そのためには、先輩社員との交流や職場環境を見せることが大切です。
オフィスに招くのが難しい場合でも、希望職種別に若手社員と交流する時間を設けるなど、学生と社員がふれ合う機会を設けましょう。働く自分の姿が具体的にイメージできるようなプログラムなら、学生の入社意欲も高まりやすいです。
自社の魅力が伝わる
インターンを通じて自社の魅力が伝わるようなプログラムを企画しましょう。
たとえば、自由に意見を出し合える雰囲気や若手の活躍がアピールポイントなら、グループワークのなかでそれらの魅力を感じられるように設計します。「他者の意見を否定しない」など職場で実践しているルールがあれば、それをグループワークにも導入してみてください。
「こんな会社で働いてみたい」と感じられるプログラムであれば、インターンシップへの参加が採用に直結する可能性も高まります。
本採用につながる
魅力的なインターンシップを開催しても、1日~数日の参加で入社意欲を急激に高めることは難しいかもしれません。採用活動解禁まで学生とのコミュニケーションを継続するなど、インターンシップを本採用につなげる取り組みが重要です。
たとえば、インターンシップの場で採用ブログやSNSを紹介すれば、その後も学生との接点を持ちやすくなります。ブログやSNSを通じて職場の雰囲気や現場スタッフの業務内容、採用に関する情報などを発信することで、インターンシップ終了後も学生の興味を惹き続けられるでしょう。
会社ブログや採用向けSNS書き方の10の技
成功事例から学んでインターンシップを有効活用しよう!
本記事では、インターンシップの事例を短期・長期それぞれ紹介したうえで、成功事例に共通するポイントを解説しました。学生の印象に残るプログラムを企画することで、競合他社に先がけて優秀な人材を確保できるようになるでしょう。
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