合同説明会で学生を多く集めるコツとは
合同説明会は、一度参加すればたくさんの学生に向けて自社をアピールできるというメリットがあります。しかし学生が他のブースにばかり流れてしまうと、せっかく出展したのに成果がでないという結末も。
どうすれば数ある企業の中から自社のブースが学生に選ばれるようになるのでしょうか。今回は、合同説明会における学生集客のコツについて解説します。
- ・企業が合同説明会に参加するメリット
- ├数百人~千人以上の学生にアピールできる
- ├色々な学生に知ってもらえる
- ├学生と気軽にコミュニケーションを取ることができる
- └他社のアピール方法を確認できる
- ・合同説明会で学生を集める方法
- ├メルマガや採用サイトで告知する
- ├ブースを装飾する
- ├パンフレットを配布する
- ├若手社員に呼び込みをさせる
- ├現場の社員を参加させる
- └仕事内容などがわかる動画を流す
- ・合同説明会で多くの学生を集めるポイント
- ├視覚的なアプローチにこだわる
- ├学生がブースに入りやすい流れを作る
- └学生側の1日のスケジュールを考える
- ・集客したあとが大事!合同説明会でのプレゼンのコツ
- ├短めにわかりやすく
- ├配布資料は少なめに
- └若手が話す時間を作る
- ・最後に
企業が合同説明会に参加するメリット
数百人~千人以上の学生にアピールできる
合同説明会に参加する最大のメリットは、多くの学生に自社を知ってもらえることです。一企業の説明会では一日で何百人もの学生を集めることは難しいですが、それと同じ効果が得られるのが合同説明会です。
会社の名前だけで大量の学生が集まる大企業であれば、必死になって色々な学生にアプローチする必要性は薄いでしょう。しかし中小企業にとっては、就活において一人でも多くの学生に自社の名前を知ってもらうことが大切です。
色々な学生に知ってもらえる
普段はアプローチできない様々な学生に知ってもらえるのもメリットの一つです。就活サイトを通してでも、会社の分野や事業にもともと興味を持っている学生に興味を持ってもらえる可能性はあります。
しかし色々な企業が参加する合同説明会では、「この会社は知らなかったけど、たまたまブースを見たら惹かれた」「今までノーマークの業界だったが、説明を聞いたら意外と面白そうだった」という学生を獲得できるチャンスがあります。
学生と気軽にコミュニケーションを取ることができる
合同説明会は企業単体で行う会社説明会よりも気軽に参加している学生が多く、従業員は会社説明会の時よりもフランクに学生とコミュニケーションを取ることができます。
そのため、学生側の就活への考え方や選考状況などの貴重な情報を学生から直接聞き出すことができたり、学生に企業や従業員に対して親近感を持ってもらえたりします。
他社のアピール方法を確認できる
合同説明会では、中小から大手まで業界を問わず様々な企業が参加しています。それぞれの企業が様々な手法で学生集客を行っているため、他の企業のアピール方法を確認して自社の採用・集客に活かすことも可能です。
自社の集客が上手くいっていない場合や、他の企業の採用担当者と関わりがない場合は、合同説明会を通じて他社のアピール方法を学んでみるのも良いでしょう。
合同説明会で学生を集める方法
メルマガや採用サイトで告知する
まずは自社に興味を持ってくれている学生に、確実に合同説明会に出展することを知ってもらいましょう。就活サイトを使っている場合、自社にエントリーしている学生にはメルマガで一斉告知をしましょう。また、採用サイトにも出展する合同説明会の名称と日時、ブースの場所を記載しておくといいですね。
ブースを装飾する
質素で飾り気のないブースより、華のあるブースの方が学生は足を止めやすいです。壁にポスターを貼ったり、テーブルにクロスをしいたりして、見た目も整えましょう。資料も手に取りやすい場所に置き、自由に取っていけるようにするといいでしょう。
パンフレットを配布する
合同説明会で自社のパンフレットを配布することで、学生に休憩時間や帰宅後に自社の採用情報を確認してもらうことができます。複数人で参加する学生も多いので、パンフレットを受け取った学生の友人にも情報を届けることができる可能性もあります。
合同説明会では多くの企業がパンフレットを配布しているため、他者と被らないようデザインや訴求内容を工夫することが重要です。ブースの装飾や採用関連の制作物同様にデザインは統一するようにしましょう。
若手社員に呼び込みをさせる
学生が壁を感じない、若手の社員が呼び込みをするのがおすすめです。自分の親世代の社員に話しかけられても、委縮してしまいブースの中まで入ってきにくいので、まずは親近感を持たれやすい3年目くらいまでの社員が話しかけるのがいいでしょう。ブースに来てくれた学生に対しては中堅、ベテラン社員が説明するという流れが自然です。
現場の社員を参加させる
合同説明会には、普段現場で活躍している社員にも来てもらいましょう。人事から採用の話やキャリアパスの話をするのも重要ですが、学生は「自分がこの会社に入って、どんなふうに働くのか」を知りたがっています。現場で働いている人の話を聞くことで、そこにいる自分も想像しやすくなります。
例えば営業部の人間に来てもらい、自分がどんな案件を任されているかを話してもらってください。制作部や技術部の人間に、これまでの大変だった仕事の話をしてもらうのもいいでしょう。
仕事内容などがわかる動画を流す
ブースに学生が増えてくると、社員が対応しきれないこともあります。そんなとき動画を流しておくとひとまず学生を逃さず立ち止まってもらうことができて便利です。現場の社員に焦点を当てて、仕事風景を撮影したり取材を流したりしましょう。
合同説明会で多くの学生を集めるポイント
視覚的なアプローチにこだわる
合同説明会では視覚的なアプローチがとても重要となります。予め気になっていた企業を周る学生が多いですが、空き時間にその場で気になった企業ブースに入ったり、広く情報を集めるために参加している学生もいます。
ブースの装飾やパンフレット、プレゼン動画などの視覚的なアプローチにこだわることで、多くの学生がブースを訪問してくれる他、学生に企業へのイメージを印象付けることができます。
学生がブースに入りやすい流れを作る
企業ブースを豪華にしてクオリティの高いプレゼンを用意したとしても、学生がブースに来てくれなければ意味がありません。合同説明会の学生集客では、会場を歩いている学生がブースに訪問して滞在しやすい導線設計が重要となります。
ブース内の席に着席しやすいような仕組み作りや、ブース内を徘徊したり長く滞在したくなるようなブース設計を行うと、学生の訪問者数や滞在時間を向上させることができます。
学生側の1日のスケジュールを考える
合同説明会に参加する学生は、気になる企業やイベントの情報などを予め整理して訪問のスケジュールを考えています。1日の間ずっと企業の話を聞き続けることはないため、休憩時間や昼食の時間を挟みながらスケジュールを組み立ています。
ブース内で説明会などのコンテンツを企画する際は、こうした学生側の1日のスケジュールを考えながら時間を設定する必要があります。昼食時や学生が帰宅を始める遅い時間に1時間の説明会を開催しても効果は薄いでしょう。他の人気企業の説明会終了後や昼食後に呼びかけを行うなど、学生側のスケジュールを考慮して集客を行うことで多くの学生を集めることができます。
集客したあとが大事!合同説明会でのプレゼンのコツ
短めにわかりやすく
合同説明会では、学生は一度に何社もの説明を聞きます。せっかくなら色々な会社のブースをまわりたいと思っているので、あまりに長々と話して時間を使うと、それだけでマイナスイメージになりかねません。
何度も説明を聞くうちに「あの会社はどんなことを話していたっけ」と頭がこんがらがってしまうこともあります。ですから、あまり込み入ったことを話すのもよくないでしょう。まずは会社自体に興味を持ってもらうことを目的とし、全てを合同説明会の場で理解させようとしないように気をつけてください。
配布資料は少なめに
企業はさまざまな資料を学生に渡そうとします。リクルートスーツという動きにくいかっこうで大量の荷物を運ぶのは、それだけで難儀なものです。そのため、あれもこれもとたくさん渡さず、メインとなるパンフレットだけを配布するのがおすすめです。
若手が話す時間を作る
説明会の中で、若手が話す時間を作りましょう。年の離れた社員が喋るより、自分の近い未来として想像しながら話を聞くことができます。また、年配の社員よりも質問がしやすく、学生側の発言も増えるというメリットがあります。
最後に
今回は、合同説明会で学生を集める方法についてご紹介しました。せっかく出展するなら、なるべくたくさんの学生に自社の魅力が伝わるようなチャンスにしたいですね。
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